映画館で映画を観る
昨日は、すごーーーく久しぶりに映画館で映画を観ました。
こっちへ来てから、以前にも書いたように、
現代美術館でやっている無料上映は二度ほど観に行ったのですが、
映画館でお金を払って映画を観るのって、
いつ以来だろう・・・。
子供会の役員だったとき、引率で行った「ウォーリー」が最後だろうか・・(笑)。
場所は、熊本で100年の歴史をもつDenkikan(電気館)、
大手のでっかい映画館とはひと味違います。
この映画館自体にも、一度行ってみたかったんですよー。
水曜日がレディースデイでお得だったので、
ちょっと贅沢に併設のカフェでコーヒーなど。
サイフォンで入れた美味しい珈琲。
上映中にも飲める様に、お店のタンブラーに入れてもらうこともできるんです。
感じの良い女性の方が応対して下さって、カウンターには常連らしきおばさま。
「あら、あなたは何の映画を観るの?」
というきっかけから、コーヒーが入るまで、ちょこっとお話。
お店の方も、にこやかに、でも手は休めずに、
「○○の映画もいいみたいですよー^^」と。
こういうちょっとした時間も、
映画館×コーヒーのもつ魔法みたいで、とても嬉しい気持ちになりました。
さて、
観た映画は、「アーティスト」。
噂には聞いていたけど、本当に良かったです。
(これから観る人もいるかもなので、内容は省きますねー)
斜に構えてみたら、ありきたりな感じ、そう思うかもだけど、
でも、めっちゃくちゃ魅力的!!
出てくる人、みんな本当にチャーミングなのです。
主役、準主役(運転手さん、いいよねぇ・・・)はもちろん、
脇役や通行人にいたるまで、
なんていうか映画の中で「生きてる」って感じがしたんだよなぁ。
何度も、うう・・・って泣けてくる場面があったのですが、
どの人もそれぞれの気持ちが伝わってくるので(サイレントだから余計に?)、
心がぎゅうってなって、涙がぽろぽろって出るシーンは、
きっと観る人によって、様々いろんな場面になるんじゃないかな、って思いました。
そして、
心に染みた映画などって、
他人には「?」でも、
どこかに個人的にノックアウトされる所があるように思うのですが、
私の場合、
火事になって、近所や通りすがりの人らが集まってた中、
外に主人公が運び出されて、寝かされるとき、
そこにすかさず、
主人公の頭の下に、自分のカバンを(枕代わりに)入れる男性がいて、
それを見たとき、
わああ・・・・・って、心が震えてノックアウトされました。
その男性の行為が親切だから、とかじゃなくて、
先にも書いたように、どんな登場人物も「生きてる」感じがして、
どの人もチャーミングで、悪い人いなくて、
この映画を通して流れている、
映画か映画に関わってる人らか映画を愛する人か、分からないけど、
何かに対しての、心からの敬愛の念、
そういうものを、どばーーっと思ったのです、その瞬間に。
(「捧げる」という感じがあるな、と思ったら最後の最後でその言葉が出てきてびっくりしましたが・・)
はあーーー良い映画を観たなぁ、って思いつつ、
会場を後にし、
出口すぐのカフェで、先ほどのタンブラーを返却するのですが、
その時、ほんの一言ふたことだけど、
「どうでした?」「すっごい良かったですー」
と、誰かに気持ちを伝えることができたのが、
すごく幸せで、
ああ、このタンブラー貸し借り方式って、
温かいコーヒーがずっと飲める、とか、ゴミが出ないなどに加え、
なんだか、非常にいいなぁ・・・と思いました。
もちろん、
静かに噛みしめながら黙って映画館を出たい人もいると思うけど、
私は、このちょっとのやりとりが、さらに気持ちを豊かにしてくれました。
帰り道の市電で、
乗務員さんや窓の向こうの街ゆく人たちを眺めてると、
「アーティスト」の余韻がまだまだ残っていて、
それぞれの人たちが、
まるで映画の中の主人公のように思えきました。
それは、私も含めて。
いやー、映画っていいですね(笑)。
&
映画館で観るのはやっぱりいいなぁ~。
Denkikanは、単館系を中心に熊本ではここでしか観られないものも多いので、
これからも、また水曜日を狙って行ってみたいと思ってます。
今やってる「鬼に訊け-宮大工 西岡常一の遺言」もめっちゃ気になるんですよねー。
| コメント (2)
































最近のコメント